出水・天草ロマンシャトルバス

長島本島をはじめ大小27の島々が点在する長島町。段々畑で育つ赤土じゃがいもや日本一の養殖ブリなどのグルメも豊富です。今回は紺碧の海と多島美、夕日の絶景が楽しめるスポットをご紹介します!

息をのむ風景アート「黒崎空中展望所」

「黒崎空中展望所」

鹿児島県最北端の獅子島には、おいしい海の幸のほか、SUPや釣りといったアクティビティなどの魅力がいっぱいです。そんな獅子島の絶景スポットを求めて、片側港から車で約10分の黒崎空中展望所にやってきました。

「黒崎空中展望所」

展望デッキへと続く遊歩道にはウッドチップが敷き詰められており、木のいい香り漂います。眼前に限りなく広がる青い海と、通路のふわふわとした踏み心地が相まって、まるで雲の上を歩いているかのようです。

「黒崎空中展望所」

展望デッキからは対岸の天草下島や白砂青松の御所ノ浦などが見渡せます。写真に納まらないぐらいの大パノラマなので、しっかりと目に焼き付けました。デッキの木枠越しに風景を眺めれば、美しい絵画を観賞している気分に。

「黒崎空中展望所」

入口に戻る時にランタナのお花が咲いているのを発見。風に揺れるピンクの花と青い海のコントラストが美しくて見とれてしまいました。早く来ればよかったと感じるほど素敵な場所なので、皆さんもぜひ訪れてみてくださいね♪

【黒崎空中展望所】

  • 住所/〒899-1501 鹿児島県出水郡長島町獅子島
  • アクセス/
    • ・蔵之元港から諸浦港まで車で30分
    • ・長島町諸浦港から獅子島片側港までフェリーで約20分
    • ・獅子島片側港からは車で約10分
  • TEL/0996-86-1134(長島町役場 企画財政課)
  • WEBサイト/https://www.town.nagashima.lg.jp/shishijima/

珍絶景スポット「針尾公園」

「針尾公園」

長島の北端に位置する針尾公園は、中世時代に天草一帯の実権を握っていた豪族・宮地氏の砦跡にあります。八代海を臨む崖上にあるこの公園は、ちょっと変わった場所から絶景が楽しめることで有名な場所だそうです。

「針尾公園」

公園内を進むと「針尾空中展望トイレ」と書かれた建物が。そうです、針尾公園はトイレから大絶景を堪能できるスポットなのです! 全面ガラス張りになっており、雄大な海と島々、「薩摩松島」と謳われる景観が眼下に広がっています。

「針尾公園」

「眺望日本一のトイレ」を目指して2014年にリニューアルされたこのトイレは、男性用、女性用、多目的トイレのすべてから素晴らしい景色を望むことができます。もちろん、外からは見られないようになっているのでご安心を!

「針尾公園」

屋上の展望台からも伊唐大橋、伊唐島、獅子島、天草・雲仙までの大パノラマを観賞できます。展望台の横には満開のコスモスも。青い空と海、色とりどりのコスモスで気分が盛り上がり、思わずジャンプしたくなるほどでした。

【針尾公園】

まるで南国リゾート「CAFE & DINING Stop By」

「CAFE & DINING Stop By」

車で国道389号を北上していると、「Stop By」という看板が。お店のオシャレな雰囲気に惹かれ、早速中に入ってみることにしました。シックな店内の大きな窓から見えるのは一面の青い海! 海を眺めながらの食事なんて最高ですね♪

「CAFE & DINING Stop By」

お店こだわりのハンバーガーは、長島のボンタンぶりを使った「ブリカツバーガー」、朝採れの卵とチーズの「エッグバーガー」など、どれもすごく魅力的。今回は鹿児島うんまか豚で作った「自家製ベーコンバーガー」を注文しました。

「CAFE & DINING Stop By」

一口食べると、ジューシーで肉厚なベーコンと肉感たっぷりのパティがバンズにマッチしてたまらないおいしさ! バンズは地元の「坂之下製菓」のパンを使っているそうです。長島産のじゃがいもを使ったフライドポテトもホクホクで絶品。

「CAFE & DINING Stop By」

店内から外に通じる扉を開ければ、そこはまるで南国リゾートのようなテラス席。アイスコーヒーをテイクアウトし、輝く海を見つめながらゆっくり味わいました。季節限定メニューも登場するので、季節を変えて訪問するのもオススメですよ。

【CAFE & DINING Stop By】

  • 住所/〒899-1321 鹿児島県出水郡長島町下山門野1465番地
  • アクセス/
    • ・蔵之元港から車で約15分
    • ・「汐見」バス停から徒歩約8分
  • TEL/0996-88-6766
  • 営業時間/11:00~18:00(L.O. 17:00) ※バーガーが売切れ次第終了
  • 定休日/毎週火曜・第4月曜
  • WEBサイト/https://stopby.cafe/

ノスタルジックな美しさ「上り浜パーク・長崎鼻灯台公園」

「上り浜パーク」

国道389号沿いにある「上り浜パーク」は、景観が特に美しいとされる長島八景の一つ。水色から紺青へと変わるグラデーションの海と汐見の段々畑を一望することができます。夕暮れ時には海と空が黄金色に輝く絶景も見られるとのこと。

「上り浜パーク」

海越しに見える段々畑では、長島名産の赤土バレイショやサツマイモなどが栽培されています。こんな大自然の中で育つ野菜はおいしいに違いありませんね。休憩スペースもあるので、景色を眺めながら夕日を待つのもよさそうです。

「長崎鼻灯台公園」

段々畑の方に車を10分程走らせると、同じく長島八景の「長崎鼻灯台公園」が見えてきました。この灯台は、太平洋戦争により休灯した5年間を除き、1897年からずっと点灯して航路を守り続けているそうです。

「長崎鼻灯台公園」

空と海の青に白い灯台が映えてどこかノスタルジックな佇まい。ここも夕日が美しいスポットで、灯台の向こうに広がる海に沈む壮麗な夕日を眺めることができます。時間によって移り変わる海の表情を楽しんでみてはいかがでしょうか。

【上り浜パーク】


【長崎鼻灯台公園】

海峡が生み出す神秘「うずしおパーク」

「うずしおパーク」

「黒之瀬戸自然公園(うずしおパーク)」はだんだん市場前停留所を降りてすぐの高台にあります。坂道を上って公園の展望デッキにたどり着くと、東シナ海と八代海、そして海峡にかかる橋の全景が目の前に現れました。

「うずしおパーク」

九州本土と長島を結ぶ「黒之瀬戸大橋」は、橋桁がないトラス構造で造られた全長502mの橋です。幅500m程しかない海峡は潮の流れがとても速く、渦潮が発生することも。日本三大急潮の一つとも言われています。

「うずしおパーク」

渦潮は干満差が大きい日、満潮時から引き潮の時間帯で見ることができるので、あらかじめ調べて行くといいかもしれません。古代から美しい景観で有名だったようで、公園内には海峡を詠った万葉集の歌碑が立っていました。

「うずしおパーク」

公園には秋の風物詩「コバノセンナ」がたくさん咲いていました。黄色くて可愛らしいお花が風景に彩りを添えてくれます。だんだん市場から近いので、お土産購入や食事で立ち寄った際にはぜひ公園まで足を運んでみてくださいね。

【黒之瀬戸自然公園(うずしおパーク)】

トリップフォト